耐冷・耐熱に優れたポリ袋を使用する湯せん調理は、日常生活はもちろん、災害時やキャンプなどのアウトドアにも役立ちます。
今回は、アイラップ のポリ袋を使用して、玄米ご飯とオムレツのレシピをご紹介します。
ポリ袋調理について
ポリ袋調理とは、食材を耐熱性のあるポリ袋に入れて、湯せんや電子レンジで加熱する調理方法です。この手法を用いることで、食材の水分と栄養を閉じ込めながら、均一に加熱することができます。また、洗い物が少なくて済むため、後片付けも簡単になります。
主な利点
- 同時調理
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一つの鍋で複数の料理が可能
- 簡単な後片付け
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ポリ袋を皿の上にセットしてそのまま食事ができるため、皿を洗う必要がなく、貴重な水を節約できます。
- 多様な用途
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日常の食事からアウトドア、災害時の緊急食まで対応。
【ポリ袋調理】玄米ご飯
ポリ袋を使って、「玄米ご飯」を作ってみました。
使用したポリ袋
アイラップ(湯せん調理OKの高密度ポリエチレン製)
必要な材料
- 高密度ポリエチレン製 ポリ袋…1枚
- 玄米…1合(151g)
- 水…196.5g(※玄米の約1.3倍)
水の量の調整
通常の比率:玄米1:水1.5
50℃洗いした場合:玄米1:水1.2~1.3程度
下準備
玄米は精米された白米と違って、外側のぬか層が残っているため、表面にはぬかや微粒子が多く付着しています。これらの不純物を洗い落とすことで、炊き上がりが改善され、味もよりすっきりとします。
100度のお湯と水を半分ずつ混ぜると、50度のお湯ができます。
小さなゴミや油分が水面に浮かび上がります。
玄米を両手でこすり洗いします。
表面に傷を付けることで、吸水しやすくなります。
水が透き通るまで、水を変えて洗います。
玄米を炊く
玄米と水を入れます。
空気を抜き、ねじりながらポリ袋の口を結んでください
空気を抜いて
ねじりながら
上の方で口を結ぶ
鍋にポリ袋がつかるほどのお湯を沸かします。
沸騰したらポリ袋(玄米ご飯の材料)を入れ、好みの硬さになるまで茹でます。
今回は以下の方法で茹でました。
- 漬け込み時間なし
- 30分茹でる
- 火を止めてお湯の中で約10分放置
時々、スプーンなどを使ってお米が柔らかくなっているか確かめてください。
少し芯が残った部分もありましたが、べちゃっとしていなくて美味しくいただけました。カレー用にはちょうどいい硬さでした。
玄米151グラムを炊いたら、約386グラムになりました。
多かったので、残りは おにぎり にしました
【ポリ袋調理】オムレツ
ポリ袋を使って、「オムレツ」を作ってみました。
使用したポリ袋
アイラップ(湯せん調理OKの高密度ポリエチレン製)
必要な材料
- 高密度ポリエチレン製 ポリ袋…1枚
- 卵…1個
- マヨネーズ…大さじ1/2
手順
卵とマヨネーズを入れます。
白身部分がなくなるように混ぜてください
空気を抜き、ねじりながらポリ袋の口を結んでください
鍋にポリ袋がつかるほどのお湯を沸かします。
沸騰したらポリ袋(オムレツの材料)を入れ、好みの硬さになるまで茹でます。
今回は7分茹でた後、取り出して5分間放置しました。
表面はトロトロ感が残り、ふんわりと仕上がりました
マヨネーズを入れたので、ふんわりと仕上がりました。ほんのり味もして美味しかったです。湯せんでオムレツが作れるなんて驚きました
卵カレーを作りました
今回は卵カレーに挑戦しました。卵は災害時に入手しにくい食材ですが、初日であれば調理可能です。ポリ袋に材料を入れて茹でるだけなので、とても簡単です。
皿の上にポリ袋をかぶせれば、洗い物が減り、水も節約できます!
玄米を茹でる時に、レトルトカレーも一緒に茹でることができるので、ポリ袋調理はとても便利です。耐熱皿を平らなものにすると、オムレツも同時に調理できますね。
ポリ袋調理におすすめの「アイラップ」
アイラップは湯せん調理はもちろん、レンジ調理も可能です。さらに、食材の冷凍保存にも使用できる万能ポリ袋です