飼い猫の鼻水・くしゃみを抑えるために自宅でネブライザー治療を行っていました。その時に使っていたのが超音波式ネブライザー「コンフォートオアシス KU-200」。
この記事では「コンフォートオアシス KU-200」を実際に使ってみて気づいた点を紹介しています。
超音波式ネブライザー「コンフォートオアシス KU-200」について
コンフォートオアシス KU-200は医療機器メーカー「新鋭工業株式会社」の製品(製造販売元は株式会社興伸工業)。
超音波式ネブライザーの中では手頃な価格の部類に入ると思います。
動物病院や、ペットを自宅で治療する際に使われているネブライザーです。
薬液を入れるカップが100mlと多いのですが、薬液の量が少ないときは「少量霧化キャップ」を使用することで、少量の薬液でも効率よく霧化してくれます。
また、薬液に触れる部品はすべて取り外すことができるのでお手入れも楽にできます。
最大噴霧量 | 約3.5mL/分 (常温23度 相対湿度65%の場合。生理食塩水噴霧時、薬液の種類などにより変化します。) |
噴霧粒子径 | MMAD 約5.5μm (生理食塩水30mlで測定した車内データの代表値) |
薬液カップ容量 | 最大100mL |
本体質量 | 約2.5kg(本体のみ) |
外形寸法 | (約)幅 260 x 奥行き 145 x 高さ 170mm(突起部除く) |
連続使用時間 | 30分 |
付属品 | 少量霧化キャップセット、耐熱送気ホース、フック、エアフィルター、薬液カップ、薬液カップ交換用予備、マスク(小)、L型ジョイント、マウスピース、電源コード、2P変換プラグ、フューズ(予備2本)、取扱説明書、添付文書、保証書、ユーザー登録カード |
最大噴霧量 | 約3.5mL/分 (常温23度 相対湿度65%の場合。生理食塩水噴霧時、薬液の種類などにより変化します。) |
噴霧粒子径 | MMAD 約5.5μm (生理食塩水30mlで測定した車内データの代表値) |
薬液カップ容量 | 最大100mL |
本体質量 | 約2.5kg(本体のみ) |
外形寸法 | (約)幅 260 x 奥行き 145 x 高さ 170mm(突起部除く) |
連続使用時間 | 30分 |
付属品 | 少量霧化キャップセット、耐熱送気ホース、フック、エアフィルター、薬液カップ、薬液カップ交換用予備、マスク(小)、L型ジョイント、マウスピース、電源コード、2P変換プラグ、フューズ(予備2本)、取扱説明書、添付文書、保証書、ユーザー登録カード |
コンフォートオアシスKU-200を使ってみた感想
良かったところ | 残念だったところ |
---|---|
治療時間が短い 薬液を最大100mlいれることが可能 音が静か 慣れるとお手入れも簡単 | 耐熱送気ホースの乾燥が大変交換部品がAmazonで販売されていない 置き場所の確保が必要 価格が高い |
ネブライザー治療が短時間で終わる
超音波式ネブライザー「コンフォートオアシスKU-200」を使う前、コンプレッサー式のネブライザーを使用していました。
コンプレッサー式の一番のネックだった「治療時間の長さ」が、コンフォートオアシスKU-200で解消されました。
超音波式 コンフォートオアシスKU-200 | コンプレッサー式 オムロン NE-C28 | |
---|---|---|
噴霧量 1分あたりの 薬液消費量 | 約 3.5ml / 分 | 約 0.4ml / 分 |
薬液カップ | 100ml | 7ml |
超音波式 コンフォートオアシスKU-200 | コンプレッサー式 オムロン NE-C28 | |
---|---|---|
噴霧量 1分あたりの消費量 | 約 3.5ml / 分 | 約 0.4ml / 分 |
薬液カップ | 100ml | 7ml |
▼超音波式に変更したら、具体的に以下のような変化が起きました
- 薬液を早く消費できるから、治療が短縮された
- 薬液を沢山いれることができるから、継ぎ足す必要がない
- 治療時間が約90分から約15分に短縮
飼い猫は治療時間の長さに不満を抱いていたようで、治療中にいつも粗相をするようになっていたのですが、、超音波式に変更して治療時間が短縮すると粗相することがなくなりました。
買い替えたおかげで、飼い猫の問題行動も、飼い主の負担も減りました
これからネブライザーを買おうと思っている方は
- 1分あたりの噴霧量
- 薬液カップにいれる薬剤の量
に注目して選んでください。
音が静か
コンプレッサー式は、ブーーンというモーター音がします。
我が家で使っていたコンプレッサー式は、そこまでうるさくなかったのですが、環境によっては音を気にする方もいますよね。
『コンフォートオアシス KU-200』の運転音はとても静かなので、夜でも治療できます。
耳を澄ませばかすかに聞こえる程度
置き場所を確保する必要がある
コンフォートオアシス KU-200には、本体をいれるバックはありません。
オムロン NE-C28にはありました。
本体や付属部品の置き場所を用意する必要があります。
我が家はニトリの引き出し式のプラスチックケースにいれていました。
交換部品がアマゾンで売ってない
エアフィルターは定期的な交換が必要です。
エアフィルターの替えを購入したかったのですが、Amazonには交換部品が販売されていませんでした。
結局「楽天市場」で購入したのですが、メール便に対応していないので送料が高かったのが残念でした。
エアフィルターの寿命
エアフィルターは6ヶ月経過するか、霧の出方が弱くなったら寿命なので取り替えが必要です。
取り替えしないと、霧があまり出なくなり、治療時間が遅くなります。
▼KU-200のエアフィルター(型番18030-002A)
心配だったお手入れも、慣れると簡単にできました
コンフォートオアシスKU-200は、治療の際に薬液が触れる部品のすべてを取り外すことができるので清潔に保てます。
一部の部品は、煮沸消毒もできますよ
超音波式を買うときに心配だった点である「お手入れが難しいのではないか」という懸念を吹き飛ばしてくれました。
ただ1点だけ残念なところがあります。
耐熱送気ホースの乾燥
手入れの際にいつも難しいと感じるのが、『耐熱送気ホース』の消毒後の乾燥です。
コンプレッサー式の場合、ネブライザー本体にホースを装着して空運転ができるので、約5~10分稼動させておくとホースの中が乾くので便利でした。
この空運転が、超音波式ネブライザー「コンフォートオアシス KU-200」ではできません。
我が家では最初の方は「ブロワー」を使っていました。ブロワーを使っても完全に乾かすことができないので、ある程度水分を飛ばしたら、ホースを縦に吊るして自然乾燥させていました。
ブロワーは、風を送ることができます。本来は落ち葉やゴミ・ほこりなんかを吹き飛ばすのに使います。
ブロワーで乾かすと音が大きいので超音波式ネブライザーの売りである静かさが一瞬で吹き飛びます…
ブロワーの音の大きさがネックで、時間はかかりますが最終的に「自然乾燥のみ」で乾かしていました。
ネブライザーの治療をやる手順
わたしがいつも行っているやり方を紹介します。
▼薬剤や猫をいれるボックスについては以下の記事で紹介しています。
薬液量が21.8mlだと約10分で薬液がなくなりますが、衣装ケースの中の霧がなくなるまでしばらく放置します。
洗浄する際に用意するもの
ネブライザーの部品を消毒するために用意したいもの
以下は私がいつも使っているお手入れグッズです。
- ミルトン
- キッチン洗剤(中性)
- 消毒用エタノール
- バケツ
- キッチンペーパー
- 油きりパッド
- ブロワー
お手入れ方法
泡切れがいいキッチン洗剤がおすすめ
他の部品はキッチンペーパーで拭き、油きりパッドで自然乾燥させる。
ホースは吊るして乾かす。
慣れるとカンタンです
超音波式ネブライザーはどこで買える?
超音波ネブライザー「コンフォートオアシス KU-200」は、アマゾン、楽天市場、Yahooなどのネットショップで購入できます。
どこも同じような値段です
交換部品は、Amazonには販売していないものもあります。
ネブライザーは「エアーフィルター」という部品を定期的に交換しなければいけないのですが、Amazonにはありません。
エアーフィルターが目詰まりを起こすと、霧がうまく発生してくれません
エアフィルターを購入する際は「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」で探してみてください。
終わりに
この記事では、2019年1月から愛用している超音波式ネブライザー「コンフォートオアシスKU-200」を紹介しました。
我が家は、ネブライザーの他にも猫の病気を抑えるために色々対策しています。
猫の体調の改善に大きく影響したのが「ネブライザー治療」を取り入れたことでした。
老猫なので最近は寝ていることが多く、活動時間は短いですが機嫌がいいときは もう1匹の猫が引くほど走り回ったり飛んで回るくらい調子がよくなりました。
自宅で飼い猫のネブライザーの治療を検討されている方は、超音波式の中でも手頃な『コンフォートオアシス KU-200』をおすすめです